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金泥銀泥写経展

京都総本山妙満寺にて「金泥銀泥写経展」が二週間にわたって開催されました。

私はその担当として参詣者にお話をさせていただいた。その先生が長照寺に来てくださった。

初めてお会いした時に、優しいさと柔らかい雰囲気に逆に偉大さとオーラを感じた記憶がある。
やはりすごい方はすごいですね。
判断力・洞察力・行動力・知識ともに一生どうあがいても足元に及ばないという熟練された威厳を感じさせていただいた。私もそのような人間になりたい。歩いておられるだけで「ただ者ではない」「すごい人」とわかる雰囲気はどうやったら醸し出されるのだろう。

私なんか「おもしろそう」「いじりがいがある」って思われている(笑)。まったく逆を生きている。

金泥銀泥写経とは・・・・
①金粉を膠と混ぜる(季節によって配合が変わり、寒い時期は適さない)
②文字を書く。文字で仏様の世界を絵で表現。細かい線もすべて文字で書く
③乾燥(完全に乾くまで数か月。温かい時期には適さない)
④イノシシの牙で浮き出た文字をこする(膠と金の比重の差で浮き出た膠だけを取り除く)
⑤表装

間違えたら取り返しのつかない芸術である。

私は元々芸術に興味がなかった。絵でいいと思うことはまずない。
有名な絵であってもその良さたるや・・・・????・・・・全く理解できない。何がいいのか何を伝えたいのか、感性と芸術は意図したことが伝わらないことが多々ある。失礼とは思うが作者のブランドと、価値による優越感が見る人を魅了するものだと思っている。勿論いいものもある。
ただ、「あれっ?」というものも多いというのが大多数であろう。

しかーし、私は初めてお曼荼羅以外に手を合わしたくなったのが金泥銀泥写経。
目の前にかかっている写経❕この展示室に飾られるまでの時間と労力。そして知識と綿密な計算。
素晴らしい。
はじめて「見てもらいたい」「欲しい」「飾りたい」「知ってもらいたい」と思ったことはない。

そんなすばらしい芸術を世に送り出されている先生がお土産までもって長照寺に来てくださったのだ。小田原からバス・車・電車を乗り継ぎ。

ただこちらには・・・・何もない・・・・出すものがない・・・・お土産がない・・・・何もない・・・・

私の憧れている東京のあるお寺さんでは参詣者・来客者に素晴らしい接待がある。
日本の粋というものを感じさせてくれるお寺。お椀・お茶・お茶菓子・雰囲気ともに素晴らしい心に残るお出迎えをしてくださるお寺さんがある。

それに比べて・・・・
手盆で缶・・・・チーン(/ω\)
服装も作務衣や作業着・・・・。"(-""-)"ずびばぜん。

草むしりしながら接客、ゴミ拾いしながら参詣者と会話など、田舎のいいところとして寛大にお許しください。

本当にうれしい出会いです。
遠方より長照寺に来てくださったこと心からお礼申し上げます。また近くお会いしてお話させていただく機会をいただければ嬉しく思います。本当にこちら側は不愛想な対応でありましたが、優しくお話してくださいまして本当にありがとうございます。

日本一の緩いお寺としてこれからも邁進してまいります。